昨年の夏、洗濯乾燥機を買いました。28万円です。
服は年間5万円しか使わない人間が、家電に28万円。矛盾しているように見えるかもしれませんが、基準は同じです。ロゴには払わず、性能に払う。そして、時間と睡眠は次に稼ぐための元手なので、そこには迷わず払う(金をかけるもの、かけないもの)。
この記事では、28万円という金額を、時給に換算してみます。
買った理由は、ひとつだけ
比較検討に時間をかけたわけではありません。決め手は最初から決まっていました。
とにかく、家事の時間を最小限に抑えたい。
洗濯そのものは洗濯機がやってくれます。時間を取られるのは、その前後です。干す、取り込む、たたむ前に並べる。この「干す・取り込む」に、1日30分くらいかかっていました。毎日です。
洗濯乾燥機なら、洗濯物を入れて、乾いた状態で出てくる。干す・取り込むの30分が、そのまま消えます。
時給換算してみる
1日30分を、年間にすると。
30分 × 365日 = 182.5時間
年間で約180時間です。1週間の労働時間が40時間だとすれば、4週間半ぶんに相当します。
洗濯乾燥機を7年使うとして。
182.5時間 × 7年 = 約1,280時間
28万円をこの時間で割ると。
280,000円 ÷ 1,280時間 = 1時間あたり約220円
つまり私は、1時間を220円で買ったことになります。10年使えば、1時間150円ほどです。
電気代や水道代は、この計算に入れていません。乾燥機能を使うぶん電気代は上がりますが、私は気にならない範囲でした。厳密に入れても、1時間あたり数十円の差だと思います。
1時間220円は、安いか
自分の時間の値段を考えてみてください。年収900万円を、年間の労働時間で割れば、時給はおよそ4,000円を超えます。年収260万円だった派遣社員の頃でも、時給換算で1,300円ほどです。
自分の時給が1,300円の人が、1時間を220円で買える。これは、どの年収の人にとっても、割の良い買い物です。
しかも、浮いた180時間は、何にでも使えます。私はその時間を、学ぶことと、目標に向かうことに回しています。派遣社員のときに1日2時間を学習に充てていたことを考えれば、1日30分は決して小さくありません。
使ってみて
不満は特にありません。誤算もありませんでした。乾燥時間や電気代で気になったこともありません。
「家事の時間を最小限にする」という基準だけで選んだので、その基準が満たされていれば、他の細かい点はどうでもよかった、というのが正直なところです。
買い物で失敗するのは、基準が複数あって、どれを優先するか決めていないときです。基準がひとつなら、迷わないし、買ったあとに後悔もしません。
買い物を時給で考える
この計算は、洗濯乾燥機に限りません。
何かを買うか迷ったとき、次の3つを出してみてください。
- それで浮く時間は、1日何分か
- それを何年使うか
- 価格を、浮く時間の合計で割ると、1時間いくらか
出てきた数字が、自分の時給より十分に安ければ、買いです。高ければ、見送りです。
「28万円は高い」と感じるのは、価格だけを見ているからです。時間で割ると、28万円は「1時間220円」になります。私にとっては、迷う金額ではありませんでした。
まとめ
- 昨年の夏、28万円の洗濯乾燥機を買った。基準は「家事の時間を最小限にする」のひとつだけ
- 干す・取り込むの1日30分が消えた。年間で約180時間
- 7年使うとして、1時間あたり約220円で時間を買った計算
- 自分の時給より十分に安ければ、買い。価格ではなく、時間で割って考える
- 基準がひとつなら、迷わないし、後悔しない



